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ED(イーディー)/勃起不全

はじめに

日本人男性の4人に1人が、性交渉をしたい時に、十分勃起できずに性交渉がうまくいかないことが分かっています。これをED(イーディー)/勃起不全と呼びます。EDは、急いで病院にかからなくてはならない病気ではありませんが、EDになると男性だけでなく、パートナーの生活の満足度も低下してしまいます。一昔前まで、EDは、糖尿病などの生活習慣病が原因となって50歳前後から発症する病気と考えられてきました。しかし、最近では、20代から30代の男性も、過度の緊張や精神的なストレスによってEDになる患者さんが増えてきました。特に、夫婦で子供を作ろうと頑張れば頑張るほど、EDが気になり、それによって精神的な負担が大きくなり、さらにEDが悪くなるケースが増えています。そして、奥さん(やパートナー)が「夫(もしくはパートナー)がEDかもしれない」と感じた場合には、6割近くの奥さん(やパートナー)が、病院でちゃんと治療して欲しいと考えていることも分かっています。

ツノクリでは、皆さんがEDやEDを気にすることによって、毎日の生活の満足度が下がってしまうことを、もったいないと思っています。さらに、EDの皆さんが、パートナーとうまく性行為をしたい、パートナーとの子供が欲しいと考えているのであれば、是非、EDを治療してもらいたいと思っています。クリニックを受診したり、薬を買ったりするのは、恥ずかしくて気が引けるのも理解できますが、EDは治療で治る可能性が高い病気です。ツノクリでは、EDに悩む皆さんが、前向きに治療に挑戦できるように応援します。

インターネット上には、多くのED治療専門クリニックの情報があふれています。個人的には「東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター」のホームページが素晴らしいと思います。参考にしてみて下さい。

Q1. ED治療の流れを教えてください。

全てが自由(自費)診療ですから、それぞれのクリニックが、初診時の診察から処方までを決めることができます。

 

 ツノクリでは、ED治療の説明をした上で、皆さんに治療の希望があるかを確認します。治療すると決めれば、通常、当日にクリニックでお薬を貰うことができます。

ツノクリでのED治療の流れ

※ あくまで一般的な流れになりますので、状況により変わることがあります

電話予約から初診まで

ツノクリへ電話して、「ED治療について相談したい」と伝えてください。その後、「名前」「年齢」「電話番号」を伝えて、希望する初診日の予約を取ってください。
 ※ 事前に予約が無いと、初診時に、お薬を持って帰れない可能性があります

初診時

初診時に持ってきてもらうもの

①健康診断結果票 ②お薬手帳(もしくはお薬) ③お金

※ 全てが自由(自費)診療ですから、健康保険証は必要ありません

  1. 受付でED外来を予約したことと名前を伝えてください
  2. 待合で簡単な問診票と調査票(SHIM→Q5)を記入してください
  3. 診察室で医師の問診、診察などを受けてください
  4. EDの治療内容やかかるお金について確認してください
  5. EDの治療希望について相談してください
  6. EDの治療内容を冊子で改めて確認してください
  7. 受付でED治療の説明用紙とお薬を受け取り、お金を支払ってください

再診時

  1. 受付でED外来に来たことを伝えてください
  2. お薬の効果や副作用などをお話ください
  3. 受付でEDのお薬を受け取り、お金を支払ってください

Q2.EDは(健康)保険診療の対象になりますか?

いいえ、全て自由(自費)診療になります。

EDは、理由やお薬に関わらず、診療の全てが(健康)保険診療の給付対象にはなりません。そのため、患者さんが自由(自費)診療として、治療に関わる診察、処方箋、お薬の指導、ならびにお薬などにかかる全てのお金をクリニックに支払うことになります。

Q3.ED治療にはどのくらいお金がかかりますか?

全てが自由(自費)診療ですので、それぞれのクリニックが、値段を設定することができます。
ツノクリでは、次のように値段を決めています。他のクリニックでの値段設定なども参考にしてみて下さい。

初診料(服薬指導料などを含む)

なし(お薬の料金に含まれています)
再診料(服薬の状態確認などを含む) なし(お薬の料金に含まれています)

お薬(シリアス10mg)1錠 

¥2,200(税込み)

Q4.EDとは何ですか?

EDとは、勃起機能の低下のことを言います。

正確には、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」です。これには、うまく勃起できないことや十分な硬さが得られないことなども含まれ、勃起がうまくいかないことが原因で、満足した性交が行えない状態、全てを指します。

Q5.EDはどのように診断しますか?

調査票(SHIM)を使用して、重症度などを評価します。

欧米人を対象としたシルデナフィルを用いた臨床試験ではIIEFと呼ばれる評価票でEDの重症度を評価しました。しかし、日本人は欧米人と比べ性交渉の頻度が少ないため、6か月以内に性交渉をしていない男性でも利用できるSHIMと呼ばれる評価票を用いることが多いです。

これにより、泌尿器科専門医でないツノクリでもEDの診断をしたうえで、お薬を出すことが可能となりました。一方で、もし、泌尿器科専門医での診療を希望する場合には、ツノクリでは十分な対応ができません。その際は、信頼できる泌尿器科専門医を探して受診してみて下さい。

調査票(SHIM)

この6か月に、

  1. 勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか?
    1. ①非常に低い
    2. ②低い
    3. ③中くらい
    4. ④高い
    5. ⑤非常に高い
  2. 性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか
    1. ①性的刺激はなかった
    2. ②ほとんど、又は全くならなかった
    3. ③たまになった(半分よりかなり低い頻度)
    4. ④時々なった(ほぼ半分の頻度)
    5. ⑤しばしばなった (半分よりかなり高い頻度)
    6. ⑥ほぼいつも、又はいつもなった
  3. 性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか
    1. ①性交を試みなかった
    2. ②ほとんど、又は全く維持できなかった
    3. ③たまに維持できた(半分よりかなり低い頻度)
    4. ④時々維持できた (ほぼ半分の頻度)
    5. ⑤しばしば維持できた(半分よりかなり高い頻度)
    6. ⑥ほぼいつも、又はいつも維持できた
  4. 性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか
    1. ①性交を試みなかった
    2. ②極めて困難だった
    3. ③とても困難だった
    4. ④困難だった
    5. ⑤やや困難だった
    6. ⑥困難でなかった
  5. 性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか
    1. ①性交を試みなかった
    2. ②ほとんど、又は全く満足できなかった
    3. ③たまに満足できた (半分よりかなり低い頻度)
    4. ④時々満足できた (ほぼ半分の頻度)
    5. ⑤しばしば満足できた (半分よりかなり高い頻度)
    6. ⑥ほぼいつも、又はいつも満足できた

〇 診断基準

診 断

評価票の合計点

重 症ED

5~7点

中等症ED

8~11点

軽 症から中等症ED

12~16点

軽 症ED

17~21点

EDではない

22~25点

Q6.EDは珍しい病気ですか?

いいえ、決して珍しい病気ではありません。

1998年に日本の成人男性を対象に行われた調査では、完全なED(勃起がうまくいかず、全く性交渉ができない)もしくは中等度のED(勃起がうまくいかず、ときどき性交渉ができない)という人が4人に1人いました。

Q7.EDはなぜ起きるのですか?

陰茎にある動脈が太くならないために生じます。

正常な勃起は、性的な刺激で、陰茎の筋肉がやわらかくなって、動脈が太くなり、多くの血液が陰茎に流れ込むために生じます。これは、水道の蛇口をひねって大量の水をゴムホースに送り込むと、ゴムホースが太くかつ硬くなるのと同じ原理によります。ところが、年齢や生活習慣病(特に糖尿病)などによって、陰茎の動脈が太くなりにくくなると、勃起がうまくいかなくなります。

Q8.EDはどのように治療しますか?

お薬を飲むことによって治療します。

陰茎の筋肉をやわらかくするホルモンを分解するのを邪魔(阻害)するお薬を飲むことによって、しばらく陰茎の筋肉をやわらかい状態にします。陰茎の筋肉がやわらかくなると、周囲からの圧迫が取り除かれることにより動脈が太くなりやすくなって、多くの血液が陰茎に流れ込みます。それによって勃起を維持させることができます。

Q9.ED治療のお薬には、どんなものがありますか?

バイアグラ(一般名:シルデナフィル)、レビトラ(一般名:バルデナフィル)、シリアス(一般名:タダラフィル)の3種類があります。

ツノクリでは、シリアス(一般名:タダラフィル)10mgの先発品を処方しています。

Q10.3種類のED治療薬に違いはありますか?

はい、あります。

3種類とも、陰茎の筋肉をやわらかくするホルモンを分解するのを邪魔(阻害)することによって、勃起を維持する効果があります。3種類の中でどのお薬が最も効果があるかは、人それぞれ異なります。ただし、使いやすさや副作用(→Q12)の頻度から、タダラフィルが最も優れているとも考えます。

ツノクリでは、同じ効果であれば、副作用はなるべく少ないほうが良いと考えているため、まずはタダラフィルを試すことをお勧めしています。ただし、タダラフィルは最も高価なため、患者さんの希望があればパルデナフィルを処方することも可能です。ただし、その際には、事前に希望を伝えていただき、受診日までに準備することになります。ツノクリでは採用していませんが、値段が気になるのであればシルデナフィルを試してみてはどうでしょうか。

 ED治療薬の種類と効果や副作用の違い

お 薬

シルデナフィル

バルデナフィル

タダラフィル

容 量

25/50mg

10/20mg

10/20mg

ツノクリ採用

なし

あり(10mg)

あり(10mg)

値 段

-

¥1,650/錠

¥2,200/錠

効き始める時間

30分から60分後

30分から60分後

30分から60分後

お勧めの時間

性行為1時間前

性行為1時間前

性行為2時間前

最も効果が強い時間

1時間後

1時間後

2時間後

効果が続く時間

4から5時間程度

5から10時間程度

20から36時間程度

次に内服できる時間

24時間後

24時間後

24時間後

食事の影響

強く受ける

少し受ける

わずかに受ける

副作用

50%程度

50%程度

30%程度

値段:自由診療ですので、あくまでツノクリで設定したお薬1錠の値段です

Q11.お薬は誰でも飲むことができますか?

いいえ、成人(20歳以上)男性だけが飲むことができます。

お薬の主な効果は、陰茎に血流を増加させることによって、勃起を維持させることにあります。そのため、陰茎に血液が集まることにより他の臓器に血液が流れにくくなる可能性があること、加えて、お薬が肝臓で分解されて排泄が行われることから、次の病気を持っている患者さんはお薬を飲むことができません。

  1. ①6か月以内の心筋梗塞、脳梗塞、脳出血の患者さん
  2. ②低血圧症ならびに管理されていない高血圧症の患者さん
  3. ③狭心症および狭心症の疑い(硝酸薬を内服中)のある患者さん
  4. ④重度の肝臓病の患者さん
  5. ⑤網膜色素変性症の患者さん
  6. ※ 維持透析中の患者さんであればシルデナフィルを使うことを強くお勧めします

    次のお薬を飲んでいる患者さんは、飲み合わせの都合で、お薬を飲むことができません。

  1. ①不整脈を治療する薬(タダラフィルなら可能)
  2. ②アデムパス(一般名:リオシグアト)(肺高血圧症治療薬)
  3. ③抗真菌薬(シルデナフィルとタダラフィルなら可能)
  4. ④HIV治療薬

Q12.お薬に副作用はありますか?

はい、どんなお薬にも副作用はあります。

3種類すべてのお薬で、ほとんど同じような症状の副作用があります。お薬に血流を増加させる作用があるため、半数程度の人に、ほてりや目の充血の副作用がみられます。同じ作用により、頭痛や動悸などがみられる患者さんもいますが、ほとんど全ての副作用がお薬の効き目が弱くなるにつれて良くなってきます。ただし、血管が広がることにより血圧が下がりますので、立ち上がった時に生じるめまいなどに気を付けてください。

ごくまれに、重い副作用が生じることがあります。勃起が4時間以上にわたって続く場合(泌尿器科)、急に目が見えにくくなった場合(眼科)、急に聞こえが悪くなり、めまいが生じた場合(耳鼻咽喉科)は、すぐに、それぞれの専門の医師にお薬を飲んだことを説明したうえで、診察をしてもらってください。

Q13.お薬を飲むタイミングはいつが良いですか?

お薬によって異なりますが、おおよそ1時間前が良いです。

それぞれのお薬には、お薬を飲んでから最も良く効く時間があります(→Q9)。一般的には、シルデナフィルとバルデナフィルは、性行為を行う1から2時間前に、タダラフィルは性行為を行う2から3時間前に飲むのが良いとされています。性行為を行うのが今日か明日かであれば、効果が20から36時間続くタダラフィルを飲むことをお勧めします。

Q14.お酒を飲んで、お薬を飲んでも大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。ただし、お酒はほどほどにしましょう。

お酒とお薬は同時に飲んでも、お薬の効き目には問題ないことが分かっています。

ただし、飲むお酒の量が増えれば、性的刺激が弱くなってしまい、性行為がうまくいかなくなることがあります。お酒を飲むのはほどほどにしましょう。

ただし、お酒もお薬も血圧を下げる作用を持っていますので、立ちくらみやふらつきには特に注意してください。

Q15.お薬を飲むと勃起して、それが続くのですか?

いいえ、性的刺激がなければ勃起しません。

そもそも勃起は、性的刺激によって陰茎の筋肉がやわらかくなることによって生じます。全てのお薬が、陰茎の筋肉をやわらかくする作用を持っているだけですので、お薬を飲んで、しばらくして勝手に勃起してしまったり、勃起がおさまらなくなったりするわけではありません。もし、勃起が4時間以上にわたって続く場合には、重い副作用の可能性があるので、その際は泌尿器科を受診してください。

Q16.お薬を飲んで、性行為をしなかったのですが大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。

全てのお薬で、お薬を飲んでから24から36時間たつと、お薬は体の中で分解されて排泄され、効果がなくなります。

 

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