帯状疱疹予防接種のススメ
ツノクリでは、帯状疱疹(たいじょうほうしん)にかかる人を少しでも減らすため、50歳以上の方に帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めしています。なかでも、無料もしくは費用助成を受けることができる下記の方々は、本年度中に予防接種を受けることを前向きに検討してほしいと思っています。
・ 定期接種の対象者:令和7年度に65、70、75、80、85、90、95歳になる方、または100歳以上の方
詳細は「厚生労働省帯状疱疹ワクチン」をご参照ください
・ 費用助成の対象者:葛飾区在住の50歳以上の方
※令和8年3月31日で費用助成事業が終了するため、ご希望の方は早めの接種をお勧めします
詳細は葛飾区帯状疱疹予防接種の費用助成をご参照ください
帯状疱疹について
子供のころに感染した水痘(水ぼうそう)ウイルスは、症状がおさまった後も神経細胞に潜んで、体調が悪くなった際などに再活性化することがあります。この再活性化により、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が帯状(おびじょう)に拡大することから、帯状疱疹と呼ばれます。一般的に、痛みを伴う水泡は7日程度で改善しますが、顔面では視力や聴力障害が、また皮膚では色素沈着・瘢痕やピリピリとした神経痛が残ることがあります。これらの帯状疱疹後遺症により、一生涯にわたり辛い思いをすることがあります。帯状疱疹の発症と後遺症の予防には、予防接種をすることと、なるべく早く(3日以内)治療することが大切です。一方で、帯状疱疹と診断できる特徴的な水泡が、発症2日前後に出現することから、治療開始が遅れることも少なくありません。
ツノクリでは、帯状疱疹の発症と後遺症を減らすため、50歳以上の皆さんに帯状疱疹の予防接種をお勧めしています。特に、定期接種の対象になる方々と、助成事業の対象となる方々には、本年度中に予防接種を受けることを前向きに検討してほしいと思っています。接種ワクチンについては、個人的には、予防効果が強くて長い不活化ワクチン(シングリックス)をお勧めしますが、(水痘生ワクチンより)副反応が多く、長期の安全性が確立されていないなどの欠点もあります。また、不活化ワクチンは2回接種(初回接種2から6か月後まで)のため、(令和8年3月31日までに予防接種を完了するには)令和8年1月中旬ごろまでには1回目の接種を終えておく必要があります。令和8年4月1日以降の(2回目を含む)予防接種は自費になるため、不活化ワクチン接種を希望する場合には、計画的な予防接種をお勧めします。
なお、帯状疱疹予防接種をご希望される方は、事前にお電話03-5672-0810でのご予約をお願いしています。
帯状疱疹についてさらに知りたい方は、下記をご参照ください。